孤独死の現状

遺品整理の仕事を始めたることになり、様々お客様と出会うチャンスがそこにあるわけですが、今まで孤独死の現場に立ち会った件数は、986件にも及びます。

たかが私一人で1000件近くの孤独死による遺品整理に携わっているくらいですから、今このサイトを読んでいる間にも、いろいろな事情を抱えて一人で亡くなって逝く人が、増え続けており、もしかすると肉親が天国に導かれているのかも知れません。

死ぬことが問題なのではなく、高齢化社会によって老人が寂しく亡くなることが問題です。

社会の流れに乗ることもできず、一人で誰もいない無人の島に暮らしているようなもので、そんな孤立した生活を送っている人が、とつぜん病気で倒れたらどうしますか。

皆さんは想像も考えることも出来ないかもしれませんが、私が遺品整理で作業をさせていただいた孤独死の方は、4割近くの家にはエアコンが取りつけておらず、更にその中の1割は携帯電話や自宅の固定電話を持っていませんでした。

遺品整理の業務を行う中で気がついた事があるのですが、それは、まだ若いということでして、遺品整理の仕事をし始めたころは、一人で住まわれている老人の孤独死といえば70歳以上の方であると無意識のうちに思っていたのですが、実際は50代半ばから60代にかけての年齢層が一番多いのです。

遺品整理を始められる方に、無料で相談を受け付けております。遺品整理

最近、親兄弟に連絡を取りましたか?

70代にもなると子供や親戚が遠くに離れていても、自然と安否を気遣うようになるのですが、50歳とか60歳では、まだ大丈夫だと思ってしまい、大いに気にかけることはないです。

先週も、500メートルしか離れていないところに住んでいた兄を亡くされた方がいるのですが、発見された時には死んでから半年が経っており、56歳という若さで独居老人として天国に逝かれたわけですが、遺品整理の現場に現れたのは4歳年下の弟さんで、1年前に電話で話したきりで、その後は連絡を取っていなかったということで、もう少し連絡をこまめに取っていればと、自分に責任を感じて落ち込んでいる様子でした。

孤独な生活をしている人によっては、自分のプライベートを知られたくない人や、迷惑をかけたくないという思いから、親兄弟に連絡することはありません。

そして、年月が経てばたつほど連絡が少ずつ取りにくくなりますので、一人暮らしをしている親戚や家族がいる方は、ぜひ積極的に連絡を取ってあげて下さい。

出来ることであれば、サプライズ的に訪問するのではなくて、自宅に招いて一緒に夕食を食べるとか、外食でも良いのでお酒を飲むなどしてはどうでしょうか。

つまり、話を聞いてあげるということなのですが、そうすることで孤独感から少しは脱出することができて、元気も出てくるのではないかと思います。

後々、こまめに連絡しておけば良かったと後悔することのないようにし、そうしてあげることで、人の心が癒されて救われるのであれば、それで良いのだと考えます。